2025年社労士再チャレンジ!資格の大原で合格を目指そう

信頼の講座で効率的に学び、最短で合格を目指しましょう!詳細はこちら

>> 信頼と実績の講座で合格へ!2025年受験対策【資格の大原】社労士講座を今すぐチェック

ユーキャン

【ユーキャンわかりやすい!】第56回社労士試験の総評すごく必見!

 

追記:R6.9.14 ユーキャンの合格ライン予想を追加しました。

 

令和6年度(第56回)社会保険労務士試験の総評が各資格学校から配信されていますね。

私も、それぞれ各資格学校の動画などを見てますが、その中でも「ユーキャン」の総評がすごくわかりやすいと感じたので、ぜひ参考にしてほしいと思い記事にしました。

特に、今年度は択一式の難易度が高かったことが、受験生の声が多かったです。

とはいえ、得点できない問題ばかりではないとユーキャンの総評から読み取れます。

ユーキャンの社労士試験「総評」はなるほど!、と見入ってしまうので、参考にしてほしいと思います。

 

下記、公式サイトから社労士試験の総評が確認できます。

生涯学習のユーキャン 解答速報

 

【合格ライン予想】2024年 社労士試験 ユーキャン

9月13日に令和6年度 社労士試験の合格ライン予想が配信されました。

ユーキャンは約1,500人の採点サービスから分析されているので、今年度の社労士試験の合格基準点として目安になるので必見です!

 

ユーキャンの合格ライン予想

  • 選択式 26点前後(労一は2点引き下げ濃厚か、健保は2点引き下げ微妙)
  • 択一式 43点前後(3点引き下げは該当なし)

 

選択式・択一式 合格基準点の考え方

ユーキャンから合格基準点の考え方について、非常に分かりやすく説明がされています。

■総得点 平均点の変動に応じて基準点を上下

■科目基準点 全受験者の得点分布

  • 選択式:3点以上が50%未満+1点以下が30%以上 → 2点に ※0点が30%以上 → 1点に
  • 択一式:4点以上が50%未満+2点以下が30%以上 → 3点に

 

選択式「3点以下が50%未満」と択一式「4点以下が50%未満」は、全受験者の得点条件を満たさなくてはなりません。

ただし、選択式「1点以下が30%以上」と択一式「2点以下が30%以上」については、年度によって条件を満たさなくても合格基準点が下がることがあります。

 

図解にすると、下記のようになっています。

出典:令和6年度(2024年度)社労士試験合格ライン予想 ユーキャン

 

選択式・択一式 救済の可能性

上記の合格基準点の考え方から見ると、「労一」はすでにユーキャン採点サービスでは満たしているので、2点救済の可能性はありそうです。

ただ、社一と健保は全受験者の得点状況によって、救済されるかどうか微妙なところです。

 

選択式の得点分布
R5 R3 R6
雇用3点 国年2点 労一 社一 健保
U-CAN ・3点以上 46.6%

・1点以下 19.5%

・46.5%

・19.2%

・38.6%

・31.9%

・55.4%

・18.3%

・52.4%

・17.7%

試験センター ・3点以上 41.4%

・1点以下 26.9%

・43.7%

・24.5%

引き下げ濃厚? 50%が厳しい? 特例があれば?

出典:令和6年度(2024年度)社労士試験合格ライン予想 ユーキャン

 

選択式・択一式の総得点予想

✔ 選択式 総得点予想

R1 R2 R3 R4 R5 R6
合格基準点 26 25 24 27 26 26点前後?
平均点(ユーキャン) 26.5 24.5 22.6 26.2 25.1 24.7
平均点(試験センター発表) 23.7 22.7 21.8 24.6 23.3

出典:令和6年度(2024年度)社労士試験合格ライン予想 ユーキャン

 

✔ 択一式 総得点予想

R1 R2 R3 R4 R5 R6
合格基準点 43 44 45 44 45 43点前後?
平均点(ユーキャン) 34.5 34.1 34.3 33.7 34.4 32.4
平均点(試験センター発表) 30.2 31.5 32.3 30.9 31.8

出典:令和6年度(2024年度)社労士試験合格ライン予想 ユーキャン

 

解答速報・合格ラインは下記の公式サイトから確認できます。

生涯学習のユーキャン 解答速報

 

 ユーキャンの社労士試験総評

ユーキャンの選択式と択一式の総評は、とにかくわかりやすいです。

社労士試験は難易度が高く、年々さらに難しくなっていると感じていますが、大切なのは「全体をとおして」見ることだと思います。

その点、ユーキャンは試験当日から、科目ごとの難易度を具体的に示しているので、現時点において試験後の分析としては精度が高いと感じました。

 

択一式

まず、受験生から難易度が高かった!、との声がたくさんあった択一式です。

社労士試験のツイッターを見ると、ほとんどが「択一式がすごい難しい」・「ページ数が多くて最後まで解けなかった」という書き込みが多数を占めていました。

では、多くの受験生が苦労した択一式について、ユーキャンはどう分析したのかを見てみます。

 

✔ 択一式 全体の特徴

R2 R3 R4 R5 R6
ページ 62頁 68頁 64頁 60頁 66頁
個数問題 2問 3問 3問 4問 6問
組合せ問題 9問 5問 5問 5問 10問

出典元:ユーキャン 令和6年度 社労士試験 択一式 速報解説動画

 

ページ数、個数問題、組合せ問題の数が一気に多くなっています。

令和6年度の択一式は明らかに難易度が高くなったことが、上記のことから容易に想像できますね。

 

✔ 択一式 科目別難易度

科目
労基・安衛 4 3 3
労災・徴収 3 3 4
雇用・徴収 4 3 3
労一・社一 0 5 5
健保 0 4 6
厚年 5 4 1
国年 3 6 1

出典元:ユーキャン 令和6年度 社労士試験 択一式 速報解説動画

 

択一式は「一般常識・健保」の難易度が高いことが顕著になっていますね。

一般常識と健保は「普通」レベルをいかに得点できたのか、ここが合否の分かれ目になりそうです。

 

択一式の傾向

令和6年度の択一式のページ数「66頁」と、過去5年間と比較すると2番目にボリュームが多くなっています。

個数問題「6問」・組合せ問題「10問」と、こちらも例年と比較してかなり傾向が変わっています。

今後、選択式は基本問題を中心にして、択一式の難易度を上げて実力がより反映されるような、試験構成となっていくのが予想できます。

これまで、選択式は「運の要素」がある試験形式と言われていたので、試験実施側としては「社労士試験の価値が下がりかねない」と考えているのか、択一式の難易度を上げてくる傾向になりそうですね。

 

択一式の対策について(個人見解)

まず、近年の択一式はページ数が「60ページ以上」が当たり前になっています。

年々、難易度が上がっている択一式の攻略に必要なことは、私の個人見解では下記のことだと考えています。

 

1つめのポイントは「素早く問題の意図」を読み取り解答しないと、最後まで解き切れない可能性が高くなります。

問題文を素早く読み「易~普レベル」の問題を取りこぼさない「基本知識の定着」がカギになりそうです。

 

2つめのポイントは「個数問題に時間をかけない」ことだと思います。

個数問題の正答率は、ほか問題より確実に低くなるうえに、得点できても1点と変わりません。

だったら、まずは解ける問題を最優先にして、個数問題は「あとで解く」ことで時間の浪費を押さえます。

近年の択一式は時間との勝負なので、個数問題の優先順位は意識的に低くして取り組まなければなりません。

 

3つめのポイントは「組合せ問題は慣れとコツで解ける」ものだと、私は経験上そう考えています。

従来の問題のように1つの正解肢を見つけるより、1つ正解肢を見つければ消去法で選択肢を2~3つ消せる「組合せ問題」は解きやすいからです。

組合せ問題を得意にすると、個数問題を数問落としても、平均して点数を底上げを期待できます!

 

選択式

次に、選択式全体における特徴です。

社労士試験は「数字」に関する問題が多いですが、令和6年度も同様の傾向になっていると下記からわかります。

 

✔ 選択式 全体の特徴

R2 R3 R4 R5 R6
数字関係 17問 13問 19問 18問 15問
最新改正 1問 2問 1問 なし なし

出典元:ユーキャン 令和6年度 社労士試験 選択式 速報解説動画

 

令和6年度は「数字」に関する問題は15問、最新改正からの出題は「0問」ということがわかります。

ここから、選択式で最優先させるのは「数字関係」ということを意識することが重要になってきます。

選択式は3点が基準点なので、法改正がは落とすわけにはいきませんが、上記の傾向から「数字」より優先順位が低いことが読み取れます。

 

✔ 選択式 科目別難易度

科目 難易度
労基・安衛 易~普
労災
雇用 易~普
労一 やや難
社一
健保 易~普
厚年
国年

出典元:ユーキャン 令和6年度 社労士試験 選択式 速報解説動画

 

上記から、令和6年度の選択式は、基本問題を落とせない結果になりそうです。

気になるのは「労一」の救済ですが、ユーキャンでは受験生の得点を分析してから予想となりそうです。

 

選択式の対策について(個人見解)

選択式は以前のように救済が連発することが少なくなっています。

近年、選択式の難易度は低くしているように感じるので、今後の対策となる勉強方法は「テキストの読み込み」が大切だなと感じました。

特に、労一以外は「易~普」となっているので、合格レベルの受験生であれば3~4点は問題なく取ってくるところです。

ということは、選択式で基本知識を落とすことは、救済の可能性は少なくなるので「不合格」を意味してくると思います。

 

今後の選択式対策としては、

  • 数字をしっかり押させる
  • 基本知識をさらに完璧にする
  • テキストを熟読する

ということが、社労士試験に合格するための「絶対条件」ということだと思います。

 

 さいごに(ユーキャン社労士試験総評)

令和6年度の社労士試験が実施されて、今年は択一式が難易度をグッと上げていることが受験生の声からわかります。

私も、社労士試験を受けていたとき、今年は去年より難しいと「毎年」感じていました。

今年の試験を受けた受験生も、去年より難しいと思っても仕方ないと思います。

現に、ユーキャンの総評でも「択一式」が明らかに難易度があがっている!、ということが見えてきます。

ただ、漠然と去年より難しいと感覚で思うよりは、ユーキャンの総評を見て今後はどんな対策が必要なのか、試験直後の今だからこそ冷静に考えると良いと思います。

ここまで私の個人的な意見も書かさせてもらって、役に立たないかもしれませんが、これでも一応長年の受験生活から合格できたので、まったく意味がないとは思っていませんが・・・。

とにかく、試験の振り返りが終わったら「ゆっくり休んで」ください。

ほんとうに、おつかれさまでした!

 

下記、公式サイトから社労士試験の総評が確認できます。

生涯学習のユーキャン 解答速報

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

しゃろうむ君

『1つのこと』を極めたい!この思いで仕事と勉強を両立して社労士試験に合格。これからやりたいこと→「労働・社会保険関連の専門書籍」を出すこと ≪実績≫社会保険労務士試験合格者 ≪実務経験≫労務・社保関連事務10年以上従事

-ユーキャン