今日は、社労士試験に「1000時間」の勉強は無理!という件について、私の経験から思ったことを素直に書きたいと思っています。
読んでもらえる方のなかには、気分を害される方もいるかもしれませんが、あくまでも個人的な感想であり合格した経験から「正直」にまっすぐお伝えします。
そのかわり、実際に経験したからこそ知っている事実を本気で書くので、1000時間も社労士試験の勉強は無理と思う方は役立つ記事です。
社労士試験を諦めそうな方はこちら
-
【社労士試験受からないから諦める?】私は10回目以上で合格できた
社労士試験 諦める? 私は、社労士試験に10回目以上受けて合格できました。 だから、3回や4回くらい社労士試験で不合格で受からないから「諦める」のは、ほんとうにそれで良いの?という気持ち ...
続きを見る
社労士試験で1000時間勉強するのが無理では合格はきびしい
社労士試験の勉強時間「1000時間」は目安でしかない
まず、はじめに結論ですが、社労士試験に合格するには「1000時間」以上の勉強は必要です。いえ、というよりも最低でも1500~2000時間は必要。
正直、1000時間の勉強で社労士試験に合格できる方は、優秀すぎると言っても過言ではないと思います。だから、1000時間も勉強できないなら、はじめから社労士試験にチャレンジしないほうが良いです。
社労士試験の学習を始めるのに、勉強時間はどのくらい?とネットで検索したら「1000時間」という記事がたくさん出てきますよね。
そして、この1000時間が合格できる必要(目安)な勉強時間みたいに書かれています。
私ならこう思ってしまいます。
「ネット上で拾ってきた情報をそのまま掲載しているだけで、実際に合格するまで社労士試験の勉強をしたことがないのだろうと・・」
社労士試験に本気で勉強している方なら、私が言っていることは良くわかると思います。
社労士試験の合格には1000時間以上は勉強が必要
社労士試験は何度も落ちる人がほとんど
私が考える、社労士試験に合格できる実力を身に付ける必要な勉強時間というと、
1500時間~2000時間は必要
だとハッキリと言えます!
実際に、私は社労士試験に合格するまで3000~4000時間以上は勉強していたし、一発合格できない限り普通に複数回チャレンジしていたら積み重なる勉強時間は軽く「2000時間」は超えます。
社労士試験に不合格となって、翌年の合格に向けて知識を維持するためには、個人差はあるけど少なくとも前年の3分の2くらいの勉強量が必要になります。
複数回受験なら社労士試験は4000時間以上もありえる
社労士試験を何回も受験していたら、総勉強時間は4000時間以上もありえます。
たとえば、不合格となった年に1000時間勉強していれば、翌年は700時間勉強すると総勉強時間は「1700時間」です。
そして、社労士試験の不合格が続いた場合、3年目・4年目・5年目と合格するまで勉強していたら、普通に「3000~4000時間以上」は勉強することになります。
社労士試験の合格者なら、2000時間~4000時間は勉強したというのは決して珍しくなく、実際に経験した私にとっても普通のことだと思います。
私の体験談|社労士試験1000時間勉強した初年度の結果
社労士試験1年目|1000時間勉強した結果
私も、社労士試験を受けようと決心してから勉強時間はどのくらい?と調べたことがありました。当然です、むずかしい試験であることは分かるし、これから自分が毎日勉強することになるのだから・・・
社労士試験を初めて受けたのが、10年以上前で当時から「社労士試験は1000時間が目安」とネット上では書いてあったのを覚えています。
10年以上前と比べると、ここ数年の社労士試験の難易度は一気に上がったことは、本試験問題を見ればわかります。それが、今でも10年前と同じように「1000時間」が目安なんて、ちょっとありえないと思いますね。
話しは長くなりましたが、私の社労士試験1年目の結果は下記のとおりです。
- 選択式 → 合格点以上
- 択一式 → 42点で2点足らずで不合格
当時の私も社労士試験に必要な勉強時間「1000時間を目標」に勉強していました。
結果的には惜しい?と思う点数は取れましたが、社労士試験に合格できる実力がなく、合格者に入るためにはこの「2点」が高い壁でした。
そして、自分でも驚くほど長い受験生活になりました・・・何回受けて合格したかは聞かないで想像で勘弁してください。
社労士試験2年目以降|総勉強時間は4000時間以上は確実です・・・
社労士試験に1年目は落ちて、翌年度の合格を目指し知識の維持と合格点を突破するために勉強をしていましたが、前年と同じくらい勉強しましたが、2年目も不合格となってしまいました。
そして、たった2年間で総勉強時間は「2000時間」を超えて、ここから3年目・4年目・5年目以上と合格まで勉強を続けたので、最終的な総勉強時間は「4000時間以上」は確実に超えていますね!
社労士試験は一発合格できる可能性がとても低く、合格するまで勉強すれば最終的な総勉強時間はどのくらいになるか、もうそこは個人差があってわかりません。
ただ、社労士試験の勉強時間が「1000時間」というのは、
合格するために必要なたった1つの通過点に過ぎない
ということです。
社労士試験の合格ラインで必死に勉強している方々と、競えるレベルになるには最低でも「1000時間」勉強する必要があるという意味では1つの基準になると思います。
社労士試験は1000時間勉強すれば合格できるのか!と考えるのは、正直なところ意味がなく合否を決めることにはならないので、あまり深く考えないほうが良いですね。
社労士試験は独学なら合格まで何か月必要になる?
社労士試験は独学で勉強するのはやめたほうが良い
私は「独学」で勉強してきたから、1000時間どころか合格まで何年も時間を使ってしまったと思っています。
社労士試験にチャレンジするとき、独学か通信講座どちらで勉強するかで、1000時間もまったく意味が変わってきます。
社労士試験の合格を目指すなら、
独学はやめて、予備校を活用して可能な限り最短で合格することを考えるべき!
とはっきりと言わせてもらいます。
独学で勉強しようと考えるのは、予備校などを活用するのはお金が掛かるからですか?
もちろん、独学で学習するほうが得意だという方はいると思います。ですが、社労士試験は労働基準法や雇用保険、健康保険法・厚生年金法など、専門分野を個別に学習するのでこれまで学習したことがない分野になります。
社労士試験のように、士業と言われるスペシャリストになる国家資格を目指すとき「大切なこと」・・それは「自分の持っている限られた時間」です。
社労士試験に可能な限り早く合格する!
独学より合格するためのノウハウを提供してくれる予備校を活用して、早く合格できればそれだけ「社会保険労務士」として経験を積むことができます。
長期受験生となって、何年も大切な時間を費やすより、最短期間で合格することを最優先に考えて独学は絶対にやめたほうが良いと断言します!
さいごに(社労士試験1000時間は無理)
ここまで、私の体験談をもとに「社労士試験に1000時間の学習」で合格は無理とまでは言いませんが、合格までの1つの目安でしかないことをお伝えしてきました。
社労士試験に合格するための学習時間と書かれている「1000時間」は忘れてください。
- 社労士試験で1000時間勉強するのは無理
- 社労士試験は1000時間勉強すれば合格できる
- 社労士試験に独学でチャレンジして合格する
と考えて社労士試験にチャレンジすることは、絶対におすすめできません!
社労士試験の合格を目指すのであれば、
- 社労士試験に合格のため最低でも2000時間以上勉強する覚悟がある
- 社労士試験に1年でも早く合格するため予備校を活用する
まずは、上記2点をじっくり考えてから、社労士試験にチャレンジしたほうがいいです。
社労士試験は難しく、1回や2回で合格できない可能性がとても高い試験です。
確かに、何年も不合格を繰り返している方が多いのが現実ですが、私も含めてそれでも諦めず試験を受けて合格しているのも事実です。
たとえば、社会人の方であれば、会社という組織の中で「ほんとうにこれで自分は良いのか」「自分の力で組織に縛られず活躍したい」と考えて、社会保険労務士に興味を持ち試験を受けるか考えているのだと思います。
私は「組織の中の1人でいるのか」それとも「組織を相手にできる1人になるのか」を、常に心の中で自分に問いかけながら、社労士試験に覚悟を持って合格まで勉強をひたすら諦めることなく続けた結果、総勉強時間は3000時間~4000時間くらいは勉強しました。
ハッキリ言うと「社労士試験に合格するには並の努力」では無理です。
ですが、社労士になりたい本気の気持ちがあれば「並の努力」は軽く超えて、必死になって目標に向かわせてくれるほど「社会保険労務士」は魅力があるスペシャリスト資格です。
だからこそ、合格まで1000時間以上の大変な勉強をしなければならない「社労士」に興味を持ったのだと思います。
でなければ、社労士試験に1000時間も勉強してられない!とすぐに諦めているはずです。
本気でチャレンジするなら、悩んでいる今だと思います。
応援しています!