社労士事務所開業に向けて社長が抱えている悩みについて、理解を深めるため日々勉強しています。
今日は、求人票で求める人材の「心」を引き寄せる3つの視点です。
求人票を見るのは感情をもった「人」です!
求人票は良い言葉を並べるのではなく、「人」の感情に寄り添って作成することが大切です!
仕事を探している求職者は、求人票から多くのことを想像します。
特に、求人票に抽象的な言葉ばかりだと、会社は良かれと思って書いたことでも、逆にマイナスとなることもあります。
たとえば、
・アットホームな会社
・人間関係が良い職場
・業績に応じた賞与支給
求職者から見れば、こういった言葉が書かれている多くの求人票で見ているので、素直に良い印象は持ちません。
しかも、求人票で良く見る言葉ばかりだと、会社からの真剣な思いが伝わりにくいです。もし、あなたが過去に仕事を探していたとき、求人票を見たことがあるなら思い出してみてください。
抽象的な言葉が多い求人票だと、こう感じる人もいるはずです。
・アットホームな職場って、メリハリがない会社なのかな?
・人間関係が良い職場って、ベテラン同士が仲が良いだけなのかな?
・業績に応じた賞与が支給って、支給されないこともあるのかな?
補足しておきますが、アットホームの職場と書くのがダメという意味ではありません。
しっかりと「理由を書く」ことが大事ということです。
たとえば、当社はアットホームの職場です、理由は〇〇を意識して仕事は楽しく、コミュニケーションを取ることを大切にしています!と、具体的に伝えることが必要です。
ほかにも、当社は人間関係がとても良い職場です。社員同士が仲が良いのはもちろん、分からないことがあれば教えあう関係でお互い様の気持ちを大切にしています、とか。
ポイントは求人票を見た人が、会社のことを勝手に想像するのではなく、こちらから先に丁寧に情報を伝えて負のイメージを持たれないようにすることです。
求人票は見るのは感情を持った「人」です。だからこそ、書き方1つで会社に対するイメージが圧倒的に変わるし、先にこちらから伝える努力をすることで、いまよりもっと魅力あるものにかわります!
欲しい人材の基準を明確にする
求人票は、会社にとって求める基準(能力)を明確に決めたら、あとは素直にそのまま言葉で伝えること!
まずは、どんな人材が欲しいのか先に決めることがポイントで、いちばんやっては行けないことは「前に出した求人票」をそのまま使うことです。
何年も前に出した求人票では、変化が激しい今の現状に合っているとは思えません。
では、会社にとって欲しい人材はどう決めたらいいのか?
私が人事担当をしていたときは、まずは求める人材の「能力」をダダダっと箇条書きしていました。
たとえば、欲しい人材によりますが、
・指示したことをすぐ実践する
・平均的に何でもこなせる
・協調性をもって仕事を進められる
・とにかく素直なこと
いくつか書き出したら、箇条書きした「欲しい人材」を組み合わせます。
小規模な会社の事務職の募集で、幅広く仕事をしてほしいと考えたら、経理ばかりを経験してきたスペシャリストではなく「柔軟に対応できる」能力が必要になりますよね。
より具体的に決めるほど、求める人材を明確にできます。求人票を見た人に「あっ、これなら自分のことだ」と思わせるほど、良い結果になることはまちがいありません。
求人票を作成するコツは、まずは欲しい人材の基準を明確にすることです。
明確にした結果、たとえ応募者数が少なくても、精度の高い求人票によって、自社に合った人材が集まることになります!
しっかり作成された求人票なら、会社側と求職者とのミスマッチも限りなく小さくできることに繋がります。
求人票で社長の熱い思いを伝える
求人票は社長の思いをまっすぐ真剣に伝え、求める人材の心にグッとくる思いを込めましょう!
社長のメッセージがある求人票は、求職者にとってものすごくインパクトがあります。
労働条件ばかり書かれてるよりも、会社の強みや社長の思いが込められた求人票は魅力的です。
たとえば、
わが社は〇〇で多くの方に愛されてきました!社員もお客様の喜びを感じ仕事に打ち込んでいます。○○に強みを持ったブレない経営方針で業界No.1をめざしています!
と、書くだけで求人票からどんな会社なのか「具体的にイメージ」が湧いてきますよね!
会社が目指していること、大切にしていることを「社長の言葉」で伝えることは、すごく効果的なアピールポイントになります。
社長の熱い思いを求人に込めて、これまでより求職者の「心に寄り添う」求人票を作成してみることをおすすめします。