この記事を書いている私は社労士試験合格者です。受験生のときは、同じ疑問や悩みをもっていたので、経験者でないと絶対にわからないことを伝えます。
- こんな疑問がわかります!
社労士試験後は年金アドバイザーは年金知識の向上におすすめ試験!
社労士試験後は合格発表まで休みたい気持ちがある一方、覚えた知識は忘れたくないので「勉強も続けないと!」という気持ちが湧いてきます。
とくに、厚年や国年は試験後も「忘れたくない」と思う筆頭科目ですよね。
そんな方は、ぜひ「年金アドバイザー試験」がおすすめです!
当記事は、合格発表まで「いまは社労士試験の勉強したくないけど年金知識」だけは忘れたくない!、という方に限定したものです。社労士試験の合格をめざすなら、本来「ほかの資格を勉強している」場合ではないので、ここから先は気持ちを迷わしてほしくないので読まないでください。
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社労士試験後は年金アドバイザーが最適!
社労士試験後は、勉強から少し離れて休みたい気持ちでいっぱいになります。
だけど、合格発表まで勉強しないと「不安」になるのが受験生の正直な気持ちだと思います。
そこで、年金科目の復習と根本的な理解につながる「年金アドバイザー3級」の学習が非常におすすめです!
年金アドバイザー3級の学習は、社労士試験で積み上げた知識と、すごく相性が良いのでおすすめ試験です。
社労士受験生なら年金アドバイザー3級がおすすめ
社労士試験の受験生なら、まずは「年金アドバイザー3級」がおすすめです。
理由は、年金アドバイザー3級は法令知識を中心とした内容で、実務的な計算問題が少ないため、年金科目の復習と知識の維持として最適だからです。
年金アドバイザー2級は後日にする
もし、年金アドバイザー2級を受けたいと思ったなら、それは社労士試験に合格してからが良いと思います。
理由は、年金アドバイザー2級は「計算問題中心の実務的な内容」なので、社労士試験の合間に学習する内容としては難易度が高いのでおすすめできません。
だから、2級は社労士試験に合格したあとに学習したほうがいいです。
試験概要
年金アドバイザー試験は、銀行業務検定が実施している試験です。
下記、例として10月に実施されている内容を参考に掲載します。試験情報は変更する可能性があるので、毎年かならず試験実施団体の情報を確認してください。
✔ 年金アドバイザー3級の場合
実施日付 | 10月下旬(日) |
実施時間 | 10:00~12:00 |
申込受付期間 | 8月中旬から9月上旬ごろまで |
※試験実施時期 | ※10月と3月 年2回 |
受験料 | 5,500円 |
参考:経済法令研究会ホームページ
社労士試験は、例年8月下旬に実施されるので、10月の年金アドバイザー試験は間に合います。
そして、年金アドバイザー試験後はすぐに社労士試験の勉強を開始できます。
さらに年金アドバイザーの学習によって、社労士試験とは違う視点で知識が増えているので、厚年と国年の理解も深まっていることを実感できるはずです。
出題形式
年金アドバイザー3級は、5答択一マークシート式です。
社労士試験に似ている出題形式なので、とても取り組みやすい内容になっています。
✔ 年金アドバイザー3級の場合
出題形式 | 五答択一マークシート式 <一部事例付>50問(各2点) |
科目構成 | (1)基本知識 五答択一式 30問 (2)技能・応用 事例付五答択一式 10事例20問 |
合格基準 | 100点満点60点以上(試験委員会にて最終決定) |
試験時間 | 120分 試験開始後60分間,終了前10分間は退席禁止 |
持込品 | 受験票、筆記用具(HB程度の鉛筆またはシャープペンシル、消しゴムのみ)、電卓(1台のみ、ただし金融計算、関数、メモ機能付きは不可) |
参考:経済法令研究会ホームページ
年金アドバイザー3級なら、択一マークシートなので慣れている試験形式ですよね。
また、基本知識は社労士試験の学習経験者なら、さほど苦労することはないと思います。
私が受験したときの印象は、社労士試験の合格をめざしている方なら、基本問題は高得点も可能です。
技能・応用試験の事例は、一から問題文を読み解いて答えるわけではなく、五答択一式で基本的な知識があれば得点可能です。
私の年金アドバイザー3級 受験体験記
ここでは、私が年金アドバイザー3級を受けようと思った理由、実際に学習して良かったこと、さらに試験の結果を含めて書きたいと思います、
結論を先にいえば、年金アドバイザー3級の学習は年金科目の基本知識の復習として、社労士試験に最適な問題構成になっていると思います。
受けようと思った理由
私が年金アドバイザー試験3級を受けたのは、社労士試験の合格発表までの期間が2ヶ月(当時)あったからです。
正直、社労士試験後は勉強したくない!、せめて合格発表までは自由に過ごしたいと思っていました。
ですが、社労士試験の合格発表まで勉強しないと、覚えた知識はかなり忘れてしまう・・そんな葛藤の連続。
不合格となったとき、また覚え直すのが大変なので、年金科目だけは知識を維持したかったです。
ただ、年金アドバイザー3級の学習をしたことは、かなり大成功だったと思っています。
難易度
年金アドバイザー3級で出題される内容は、あくまでも私の個人としての見解ですが、社労士試験でいえば「基本問題」にあたるレベルかなと感じています。
ただ、合格率を見ると「30%~40%」の間を推移しているので、簡単ではない試験なのも事実です。
受験生の職業別を見ても、金融機関関係の方が多いのも特徴なので、実務を経験しているレベルの方々が受けての合格率と考えると、やはり専門的な知識が問われる試験内容ということです。
学習して良かったこと
年金アドバイザー3級を学習して良かったことは、年金で知っておくべき知識の総確認ができたことに尽きます!
社労士試験では、過去問を中心に解いたりで、基本的な知識が抜け落ちている部分もあります。
ですが、年金アドバイザー3級の内容は基本知識がないと迷ってしまう問題が多く、逆に基本知識が安定していればスラスラと問題を解くことができます。
年金アドバイザー3級の内容をしっかりと覚えることで、社労士試験において年金科目の知識として「すごく役に立つ」ので、学習してほんとうに良かったと感じています。
試験結果
試験結果ですが、基本知識の五答択一式30問は、ほぼ満点で合格することができました。
ですが、技能・応用の事例付五答択一式10事例20問については、あまり得点できなかったです。合格基準点が6割なので、基本知識の五答択一式30問で合格できたという感じでした・・・。
また、試験会場の雰囲気は「社労士試験」のときよりは、穏やかと言うか緊張感はそこまでありません。
年金アドバイザー試験を受けるのは、銀行関係の職員が多いと聞いていたので、受験生の雰囲気もそういう感じでしたね。
社労士試験に何年も落ち続けると、1年間一生懸命勉強しても合格という実績がなく悲しくなりますが、年金アドバイザーの合格証書を受け取ると、久しぶりに結果を残せたという気持ちになったのを今でも覚えています!
さいごに(社労士試験後は年金アドバイザーがおすすめ)
社労士試験を受けて、少しでも年金科目の知識を維持したいなら「年金アドバイザー3級」を受けてほしいと思います。
年金アドバイザーの学習なら、新鮮な気持ちで年金の勉強に向き合えると思います。
社労士試験後の合格発表まで、1ヶ月あるので何も勉強しないと、厚生年金と国民年金の知識はけっこう忘れてしまうものです。
特に、年金科目は忘れてしまうと覚え直すにも時間が掛かるので、年金アドバイザー3級を学習することで知識の維持と合格という「2つお得」な時間を過ごせます。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
応援しています!